【実子の気持ち】
昨日は久しぶりに娘と楽しい時間を過ごしました。
代官山でぶらぶらとお洋服を見ながら
オシャレなカフェでパンケーキを食べて来たんです。

当初は娘とつばさ(仮名)と3人で出掛ける予定だったのですが
主人がつばさのお世話を買って出てくれたのです。
実はつばさが来てから、娘の気持ちが気になっていました。
すでに一人暮らしで自立してるし、
周りから見たら十分大人だと思います。
でも、私にとってはいくつになっても子どもです。
里子が来ることで、複雑な気持ちになっているのではないかと気にかかっていました。
どんな時も、母親である私の幸せを願ってくれた娘だから
もし不安な気持ちがあっても
きっと私には言わないと思いました。
だから、彼女の気持ちを聞き出すことより
2人だけの時間を過ごすことで
「私はつばさのママになったけど、あなたのお母さんであることに何も変わりはないのよ」
と、伝えたかったのです。
そして、いつも帰る間際になって始まる
毎日、頑張っている娘の愚痴を聞いて
最後にギュッとハグをして…
私には娘の本心を知ることは出来ないかも知れません。
でも、これからも私が愛していることを伝え続けるつもりです。
つばさも
もう、赤ちゃん返りができない大きなお姉ちゃんも
私にとっては大切な大切な子どもたちだから
*プライバシーを守るために里子の名前は仮名とさせて頂きます。
メルマガをお休みしている間の一番大きな変化は里子が我が家に来てくれたことです。
昨年末に児童相談所から委託のお話があってから、少しずつ準備をしていました。
大きなものはベッドやベビーカー、チャイルドシートも新生児から使えるものを選びました。
それと一時預かりをした時に里ママ先輩から頂いていたお洋服がありましたが、やはり、下着くらいは新品も欲しくて新たに購入しました。
小さな服を1つ開けては、あまりの小ささに驚き、可愛くて自然と笑みがこぼれました。
子育ては初めてではないのでお洋服だって、もちろん準備したことがありますが20年以上も前のことですから何もかもが新鮮でした。

つばさ(仮名)が来るのが待ち遠しくて仕方がありませんでした。
赤ちゃんの成長は驚くばかりですね。
初めて会った時には標準体重に全く届かないほど小さく、表情は乏しくて大人しい赤ちゃんでした。
それが2か月も経たないうちにほっぺはぷっくりとして、誰にでもニコニコと笑顔を振りまき、アーアー、アブーとたくさんお話してくれて、抱っこをせがんで甘え泣きをするようになりました。
どこへ連れて行っても、抱っこして下さった方に「癒された~。ありがとう!」と仰って頂き、本人も抱っこして頂いてニコニコ。
先日、夫婦でも話していたのですが
本当は世の中良い人ばっかりなんじゃないだろうか?
ニュースになるのは一部の特別な人だからこそニュースになるんじゃないの?
そう感じるほど、私たち夫婦とつばさの周りには温かい優しい方ばかりです。
これからも私たち親だけでなく、たくさんの大人がつばさの成長を見守っていくことでしょう。
【里親制度と地域】
里親になろうとする時に最初に相談に行くのが児童相談所です。
どこの児童相談所でも良い訳ではなく、お住まいの地域によって児童相談所の管轄が決まっています。
そして、基本的には里子も同じ地域の子どもが委託されます。
これは児童養護施設から養育里親に委託される場合、子どもが転校したりせずに、それまで培った人間関係を保てるという利点があります。
では、他の地域からの委託は全くないのか?
そんなことはありません。
私自身が他の地域の子どもを一時預かりした経験が何度かあります。
とにかく、子どもの為に最も良い選択が優先されるのです。
この場合は里親の担当者と里子の担当者のダブルの担当者が関わることになります。
でも、特例はあくまで横浜市内の中でのことです。
大元の里親制度は同じはずなのですが、地域によって少しずつ違いがあるからでしょうか?
里親の交流もまずは地域、大きくて市内までです。
私たち団体はこの地域をさらに広げて、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県など広域の里親や里子を繋いでいきたいと考えています。
閉ざされた地域では見えなかったものが
外からなら見えることがあります。
子ども達に大きな視点を持てるようになって貰えたら嬉しいです。